2013年にマーク・ウェバー、2014年にセルジオ・ペレスがフェラーリへ？
レッドブルのマーク・ウェバーが来年フェラーリに移籍するのではないかとの報道が、再浮上している。
スペインのF1ジャーナリストであるレイモンド・ブランカフォルトは、フェラーリとウェバーの間で「すでに仮契約が結ばれているかもしれない」と『El Mundo Deportivo（ムンド・デポルティーボ）』紙に書いた。
ウェバーは、昨年もフェラーリとの接触をうわさされていた。レッドブルとの契約を1年延長する前の時期のことだ。
フェラーリは、不振のフェリペ・マッサとの契約更新はしないと見られ、その後任が誰になるのかが注目されている。今やウェバーがマッサの後任候補に躍り出たわけだが、ブランカフォルトはその理由として、「豊かな経験や、安定した成績」だけでなく、フェラーリのナンバー1ドライバーであるフェルナンド・アロンソと「仲がいい」ことも挙げた。
また、ドライバーへ故意にクラッシュすることを指示した「クラッシュゲート」事件で一時はF1を追放されていた元ルノーF1首脳のフラビオ・ブリアトーレが、アロンソとウェバーの元マネジャーであり、今も両ドライバーとのつながりがあるとされる。
ブランカフォルトの記事に続いて、同じくスペインの『El Confidencial（コンフィデンシアル）』も同様の記事を出した。
フェラーリは、ウェバーを2013年のアロンソの理想的なチームメートとしてキープしたと記事は伝えている。これまでマッサの後任候補として名前の挙がってきたセルジオ・ペレスは、もう1年経験を積んでから2014年に移籍するのではないかというのが、『El Confidencial（コンフィデンシアル）』の予想だ。
そうだとすれば、ウェバーは今回も1年契約ということになる。それでも、レッドブルからのオファーよりは良いのかもしれない。レッドブルは現在、兄弟チームのトロ・ロッソで、ダニエル・リチャルドとジャン・エリック・ベルニュの2人の若手を育成しているからだ。
『El Confidencial（コンフィデンシアル）』は、ウェバーがアロンソのチームメート第一候補であるとしている。また、ある情報提供者の話として、契約は「すでに合意しているが、サインはしていない」状態で、合意書といった形式になっているかもしれないと記事は伝えている。
