ジェンソン・バトンは、自身が所属しているマクラーレンが来週行なわれるムジェロテストのプログラム内容を変更することには意味がないと考えているようだ。
マクラーレン勢は先週末に行われたバーレーンGPで扱いが複雑なピレリタイヤに手を焼き、思うようにペースを上げることができず苦戦を強いられた。この事態を受け、バトンのチームメートであるルイス・ハミルトンはムジェロでのテストに参加することを希望していると述べていた。
マクラーレンはすでにそのテストに参加するドライバーは、ゲイリー・パフェットとオリバー・ターベイのテストドライバー勢になることを発表している。
だが、ハミルトンは「僕はテストに参加する必要がある。何でタイヤがダメになってしまったのかを解明しなくてはいけないからね」と主張している。
その一方で、バトンはすでに来週ハンガリーで催されるチームのプロモーションイベントに参加する予定が組まれている。
『Daily Mail(デイリー・メール)』は「何で僕たち(レースドライバー)がムジェロへ行かないかというと、僕たちは今までに1度もそこへ行ったことがないからだ」というバトンのコメントを掲載している。
「試してみる必要がある改良点が大量にあるわけではないから、僕たちにとって本当にメリットがあるかどうかは分からないね」
「テストドライバーたちがパーツを装着して走行距離を稼いだり、とても奇抜な試みをしたりすることはいいと思う。けれど、僕たち(レースドライバー)がその場にいる必要はないよ」とバトンは付け加えている。