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ロータスへの移籍を棒に振ったハイメ・アルグエルスアリ

2012年04月28日(土)10:20 am

ハイメ・アルグエルスアリはトロ・ロッソにおける自身のシートは安泰であると考えていたため、ロータスとの話し合いを昨年末に終わらせていたと報じられている。

このように伝えているのは、スペインのスポーツ紙『Mundo Deportivo(ムンド・ デポルティーボ)』だ。アルグエルスアリは2012年シーズンが始動する直前にトロ・ロッソのオーナーであるレッドブルから解雇通告を突き付けられた。

「いろいろなことを考えるには十分な時間がないまま、みんな混乱に陥ったよね。だから僕はシートを見つけられないまま取り残されてしまったんだ」とアルグエルスアリは今年の3月に語っている。

2012年、アルグエルスアリはフルタイムでイギリスの『BBCラジオ』の解説を行っているため、現在もパドックに姿を見せている。その一方で、F1にタイヤを供給しているピレリの主要テストドライバーも務めている。

「あれ(レッドブルの決断)には傷ついたけれど、殺されちゃいないよ」というアルグエルスアリのコメントが引用されている。

だが、先週開催されたバーレーンGPでロータスのキミ・ライコネンとロメ・グロジャンが表彰台に登る場面を目撃することは、アルグエルスアリにとって“とても辛い”ことだっただろうと『Mundo Deportivo(ムンド・ デポルティーボ)』は伝えている。

そして「彼は間違いなく去年の11月26日、ブラジルGPの予選が行われた日のことを覚えているだろう。その時、ロータス・ルノー(現ロータス)はアルグエルスアリが2012年シーズンに、チームに加入することができるか否かに興味を持っていた」と報じている。

『Mundo Deportivo(ムンド・ デポルティーボ)』にコラムを寄稿しているアルグエルスアリは、2012年もトロ・ロッソに残留することになるとチーム代表のフランツ・トストとレッドブルのアドバイザーを務めるヘルムート・マルコから伝えらえたため、その旨をロータスの代表に話したと言われている。

ピレリはタイヤテスト用に2010年製のロータス・ルノーのクルマを入手。よってアルグエルスアリは今年、そのロータス・ルノーのクルマを運転することになるのは、なんとも皮肉なものだ。

アルグエルスアリのタイヤテストのプログラムは、来月のへレスから始まる予定だ。

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