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F1、数十億規模の株式公開に向け加速

かねてよりうわさされていたシンガポールでのF1株式公開が、いよいよ現実のものになるようだ。

F1の主要株主であるCVCは、スイスのUBS、スコットランドのRBS、アメリカのモルガン･スタンレーとゴールドマン・サックス、スペインのサンタンデール銀行、シンガポールのDBSグループ・ホールディングス、マレーシアのCIMBなど複数の銀行と共同で株式公開を進めていくという。

また、『Financial Times（フィナンシャル・タイムズ）』などの報道によると、オーストリア人ビジネスマンで、ネスレの最高経営責任者とF1の重役を兼任するピーター・ブラベックがCVCの会長に就任するという。

なお、エクレストンがF1運営の最高責任者にとどまるようだ。

数十億ドル規模とも言われる30％の株式公開は今年6月にも実現するようで、『Bloomberg（ブルームバーグ）』紙は手続きが今週中にも完了すると伝えている。

CVCと大手食品関連会社のネスレは、この件についてコメントを差し控えている。