F1中国GPでザウバーは、小林可夢偉が3番手からスタートして10位、8番手からスタートしたセルジオ・ペレスは11位になった。チームCEOのモニシャ・カルテンボーンとトラックエンジニアリング責任者のジャンパオロ・ダラーラがレースを振り返った。
モニシャ・カルテンボーン
「もちろん今回の結果には失望しています。予選でいい順位を得ていただけに、もっとよい結果を望んでいました。でも、われわれには十分な速さがありませんでしたし、戦略もうまく機能しませんでした。また、ドライバーは2人とも前をふさがれた状態でした」
「ファンにとっては最初から最後まで多くの追い抜きのある非常に面白いレースでしたね。このスポーツがどれだけ激しいものであるかを示すものでした。ニコ・ロズベルグとメルセデスGPにはおめでとうと申し上げます。彼らにふさわしい勝利でした」
ジャンパオロ・ダラーラ
「明らかにわれわれが期待していたようなレースではなかったので失望している。いくつかの要素がわれわれの望んだようには運ばなかった。まず、カムイがスタートに失敗し、その後彼のタイヤが思ったよりも早く摩耗してしまったため、予定よりも早めにピットインするしかなくなってしまった。そうしたら彼は前をふさがれてしまった」
「最初、われわれは2台とも3回タイヤを交換する作戦でいこうと考えていた。だがそのとき、われわれとしてはセルジオに同様の問題を抱えさせたくなかったため、2回タイヤを交換する作戦に変更した。そのほうがよい作戦だった」
「しかし、最初のピットストップのときクラッチに問題があってタイムを失ってしまった。これで彼は2つ順位を落としてしまったんだ。最後の時点で、われわれが追い抜きしやすくなることを期待したが、結局そうはならなかった。こうした要因すべてによって残念な結果に終わってしまった」