ザウバーが、所属ドライバーであるセルジオ・ペレスの父親へグランプリへ来ないようアドバイスした。スイス紙『Blick(ブリック)』が11日(水)に伝えている。
F1の下位カテゴリーF3のメキシコ選手権に参戦していた経験もある父アントニオは、昨年のモナコGPでペレスが負傷した際、コース脇で心配のあまり右往左往してしまっていたと伝えられている。
しかし、最終的には前戦マレーシアGPでの出来事が決定的だったようだ。レース終盤に路面が滑りやすい中でペレスがフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)と優勝を争っていた際、アントニオは不安そうに各チームのホスピタリティーエリアなどがあるパドックをソワソワ歩き回っていたという。
「そんなことから、ザウバーはこの好感の持てるお父さんに“自宅に残って心配から解放されなさい”とアドバイスをしたわけだ」とベテラン記者ロジャー・ブノワが伝えている。