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ロータス、Fダクトの裁定を受け入れる

2012年04月13日(金)14:30 pm

ロータスが、メルセデスAMGのFダクトに対し、正式な抗議を行ったものの、F1の統括団体FIA(国際自動車連盟)はルールに違反していないとの判断を下した。

Fダクトとは、2010年のF1で流行になった技術で、車体に作られた穴から空気を取り込み、ウイングのすき間から放出することで、一時的にウイングの効果を弱めて最高速を向上させるシステムだが、翌2011年から禁止になった。今季はメルセデスAMGがこの技術を現行のルールに抵触しない様に改良したものを開発し、開幕直後から議論が重ねられていた。

Fダクトを巡る問題では、マクラーレンとレッドブルは目立った抗議をしていない。すでにマクラーレンはFダクトを開発中であると認めているが、『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は「レッドブルも同様のシステムを開発しているのだろう」と報じた。

「ザウバーのエンジニアたちでさえどうやって彼らのクルマに導入するか検討している」とミハエル・シュミット記者が中国から伝えた。

メルセデス・ベンツのモータースポーツ責任者ノルベルト・ハウグは『Bild(ビルト)』へ、抗議について次のように語っていた。

「チャーリー・ホワイティング(FIAの技術責任者)が、われわれのシステムに違反はないと認めたことは誰もが知っている。シーズン前、自主的にFIAへ見せて正式な承認をもらっていた」

そして12日(木)、FIAはメルセデスAMGのFダクトはルールに違反していないとの裁定を下した。ロータスはこの裁定に対して上訴することもできたが、FIAの裁定を受け入れるようだ。

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