日産が、レッドブルとのパートナーシップ強化を発表した。
日産と提携するルノーがレッドブルへエンジンを供給している関係から、日産は昨年にレッドブルとのパートナーシップを締結。そして今回のパートナーシップ強化によって、日産はレッドブルへの車両供給体制を大幅に増強する。
セバスチャン・ベッテル(レッドブル)には、日産の海外向け高級車ブランド、インフィニティのFX50Sを、チームメートのマーク・ウェバーと控えドライバーのセバスチャン・ブエミにはインフィニティM37Sが供給される。
また、日産のLCV(小型商用車)事業本部がレッドブルの公式サプライヤーとなり、チーム本拠地や各レースでの輸送のため、30台以上のLCVを提供。 次期ニューヨークタクシーにも選定されているNV200や、ヨーロッパで販売しているNV400なども供給する。
さらにルノートラックは、レッドブルの2012年型車RB8や、ルノーRS27エンジン、レース関係機材の運搬のために、9台のルノーマグナムを引き続き供給。パドック用設備の輸送もルノートラックが受け持つ。
日産は、次のようなレッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーのコメントを紹介している。
「過酷でし烈なF1の世界で戦っていくには、それを支援してくれるパートナー、特に、あらゆるレースにおいてわれわれの多様な輸送ニーズにこたえてくれる信頼できるパートナーが不可欠です。さまざまな場所への移動はF1の運営と切り離せないものであり、機材・スタッフ・ゲストの円滑な輸送が、われわれの成功において、極めて重要なファクターなのです」