ケーターハムのチーム代表トニー・フェルナンデスが、ライバルチームであるHRTやマルシャを「打ち負かした」と胸を張った。
ケーターハム(旧チーム・ロータス)は、今年3年目のシーズンを迎え、中団グループに加わるという目標を掲げている。ところが、ケーターハムは依然として後方のグループに沈んでおり、同じようにその集団を形成する仲間であり、苦戦を強いられているマルシャやHRTよりも若干よい、というレベルにとどまっている。
そのため、フィンランドの放送局『MTV3』で解説者を務める元F1ドライバーのミカ・サロは、ケーターハムで主導的な立場にある同郷のドライバー、ヘイキ・コバライネンに対して今年限りでケーターハムから離れるように助言していた。
当のコバライネンは今週、『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』へ次のように語っている。
「クルマは何かがおかしいんだよね。何が間違っているのか探す必要があるよ」
一方でフェルナンデスは、明るい側面を見ており、同様に2010年からF1に参入したHRTやマルシャに比べれば、著しくよい結果を残したと語っている。
フェルナンデスは、2010年に新規参戦チームとして最後に参戦を許可されたチームが今のケーターハムだったことに触れながら、『SUN(サン)』へ次のように語っている。
「われわれには競争力がある。われわれはマルシャとHRTを打ち負かしたよ。実際のところ、彼らはわれわれよりも6ヶ月長くF1にかかわっていたのにね」
「われわれは、中団の常連チームからコンマ5秒離されている。だが、このチームはまだ2歳なんだってことを思い出してもらわなくては。最初に始めたときに、われわれはトップから9秒離されていたんだ。去年はレッドブルからは大体4秒の遅れだった。今年は彼らと同等のペースで走っている周回もある。だから私はとても満足しているし、常にチームを強化している」