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ジェンソン・バトン「正しい方向性で準備を進めることが肝心」

2012年04月07日(土)10:58 am

マクラーレンのジェンソン・バトンが、上海インターナショナル・サーキットで開催される中国GP(15日決勝)に向けた意気込みを語った。

Q:前戦のマレーシアGPは“悪い1日”だったとのことですが、そのマレーシアGPの結果が原因で、今週末上海で行われるレースに向けての準備を変更したりするようなことはありましたか?

バトン:いや、特にはないよ。過去を振り返るよりも、前を見つめていることでいつもより少し決意がわいてくる。こんな時はコックピットに戻るのがいつもよりも少し恋しくなんだ。でも、さっき言ったように、それによって何か変化が生じてはいない。それどころか、この3週間の休みは、F1の世界から少し離れて、トレーニングを続けながらリラックスしているんだ。長いシーズンはまだ始まったばかりだから、体調の管理をしてリフレッシュするのはいいことだ。上海はいつも相性が良くて、その上心底楽しめるサーキットだから、レースの週末を心待ちにしているよ。

Q:2010年は記憶に残る勝利を収めましたね。上海のサーキットを特別なものにしている要因は何ですか?

バトン:まず、施設が素晴らしい。それにサーキット自体も近代的でとてもいいよ。最初の2つのセクターはかなり技術が求められる。いくつかの興味深いコーナーの組合せがあって、そこをうまくまとめるには機敏な反応をするクルマが必要だ。その後は道が開けて、F1サーキットの中でも最も長いストレートのひとつがやってくる。そこをひたすら走って、ヘアピンカーブと最終コーナーに飛び込んで行くんだけれど、そのどちらのコーナーでもオーバーテイク(追い抜き)のチャンスがあるんだ。際立ってすごいコーナーがあるわけじゃないけど、サーキット全体で素晴らしい仕事が成されているから気に入っているよ。

バトン:それに、まだまだ僕たちは濡れた状況下でのタイヤやクルマについて学んでいる途中だから、もし雨が降ったら今回も全く予測不能のレースになるだろうね。何が起ころうとも、面白いレースになるはずさ。

Q:2012年シーズンでいいパフォーマンスを発揮するためのカギは何でしょうか?

バトン:いつものごとく、セットアップの妥協点を探ることだろうね。高速コーナーで高い空力効果を得られるようにすると同時に、ストレートであまりスピードを殺さないようにクルマを仕上げなければならない。最初の2レースでは各チームが異なるバランス配分を行なっていたから、数週間ヨーロッパに戻った後のレース(中国GP)で、各チームが似たような方向性に向かうか否かを見定めるのは興味深いだろう。

バトン:タイヤも重要になってくる。去年は2種類のコンパウンドで、タイヤ性能に大きな差異があった。だから正しい方向性で準備を進めることが肝心なんだ。

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