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キミ・ライコネン、中国は追い抜きのチャンスが多い

2012年04月06日(金)18:41 pm

ロータスのキミ・ライコネンが、上海インターナショナル・サーキットで行われる中国GPに向けて意気込みを語った。

Q:ここまで2レースを行いましたが、(F1に)戻ってきた感想は?

ライコネン:2レースが終わり、あと18レース残っている。ここまでのところは僕にとってはまずまずだったし、レースは以前と何も変わっていないよ。E20(ロータスの2012年型車)はとてもいい感じだ。ステアリングが僕にぴったり合うようにしているところだけど、それももうほぼ終わるよ。

ライコネン:クルマには速さがある。それは予選にもレースにも言えることだ。ここまでの2レースはスタート位置に関しては不満が残るものだった。オーストラリアではあんなに後ろからのスタートするはずじゃなかったし、マレーシアではギアボックスを交換したことでペナルティを受けてしまって、それが決勝での順位にも影響してしまったからね。でも、それがレースというものさ。

Q:E20は確かに速そうですね。

ライコネン:ここまでのところはいい感じだと言える。どちらのレースでも予選ではとても良かったからね。ロメ(グロジャン/チームメート)はオーストラリアGP予選で3番手だったし、僕はマレーシアで5番目に速かった。セパンではもっとうまくやれていたはずなんだ。Q3の最後の走行でいくつかミスをしてしまった。そこでいくらかタイムを失ってしまったから、5番手よりもっと上、多分4番手か3番手にはなれていたはずだった。クルマにはスピードがあると感じていたよ。間違いなく、予選を戦うにはいいクルマだった。

Q:レースでのペースも悪いようには見えませんでした。(マレーシアGPでは)レースでのファステストラップも記録しましたよね。

ライコネン:レースは天候のせいで難しいものになったし、正直なところ、5番手の位置を確保するために戦うことが最善の策だったよ。最初にスリックタイヤ(溝のないドライコンディション用タイヤ)を履いてコースに戻ったときにはかなり暗くてコース上の乾いたラインを見つけるのが難しかったんだ。いったんラインがつかめた後はそのポジションを守るために十分なスピードで走ることができた。クルマにはもっと速く走るだけの能力があると感じていたけど、危険は冒したくなかった。ファステストラップを記録することができたのはうれしいけれど、優勝ほどではないね。

Q:ピレリの雨用タイヤはどのような感じでしたか?

ライコネン:最新の雨用タイヤで走るのは初めてのことだった。タイヤがどのように挙動するのか全然分かっていなかったから、レースが始まった直後は慎重にしなくてはならなかった。雨用タイヤについては以前1度だけインストレーションラップ(全ての機構が正常に動作するかどうか確認するために行う走行)のために使ったことがあっただけだったから、雨のレースに向けてフロントウイングをどのように調整すればいいかってことさえも分からなかったんだ。でも、スタートはうまくいっていくつかポジションを上げることができた。でもそのとき前のほうで何台かのクルマが事故を起こしてしまったので、オーストラリアGPのときと同じようにまた芝のほうへ逃げなくてはいけなかった。そこでまたいくつか順位を下げたけれど、でも最初の1周はなんとかうまくこなせたよ。

Q:上海インターナショナル・サーキットについてはどのように考えていますか?

ライコネン:いくつかあるサーキットのひとつでしかないよ。特に好きだとか、そういうことはないね。クルマに要求されるものはアルバート・パークやセパンにとてもよく似ているから、僕たちにはうまく合うはずだ。E20にはいくつかの新しいパーツが装備されることになっている。それもうまく働くはずだよ。どのチームもそれぞれのクルマに新しいパーツを組み込むだろうから、実際に行ってみるまではなんとも言えないけれどね。

Q:以前、中国でとてもいいレースをしていました。上海に行くのは楽しみでしょうね?

ライコネン:2007年に優勝している。その年はF1チャンピオンにもなった年だし、いい印象があるよ。いいサーキットだし、追い抜きのチャンスも多いね。僕たちのクルマは良さそうだから、実際にコースに出てどうなるかが楽しみだよ。

Q:E20の開発の進み具合やチームとの関係の進展には満足していますか?

ライコネン:チームは正しい方向へ向かい続けるためにとても一生懸命にやっているよ。間違いなく、僕たちには速くて堅実なクルマがある。これまではどこでも速かったよ。これまでの2レースでは天候やそのほかの状況によって、まだクルマの能力を最大限発揮することはできなかったけれどね。チームとの関係はとても快適だよ。彼らも僕と同じようにレースに取り組んでいるのは明らかだし、それがシーズンを通じて最高の結果を得るためには一番だからね。

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