レッドブルのアドバイザーを務めるヘルムート・マルコ博士は、レッドブルが2012年のF1で上位争いをするためには努力が必要だと認めている。
ここ数年のF1で圧倒的な強さを見せていたレッドブルだが、今季は2戦を終えた時点でまだ優勝できていない。チームランキングでは、マクラーレンに後れをとっており、ドライバーズ選手権でもマーク・ウェバーの4位が最高位だ。
エナジードリンクメーカーであるレッドブルでモータースポーツアドバイザーを務めるマルコは、クルマの設計者エイドリアン・ニューイとその技術チームが作り上げた2012年型車の出来は素晴らしいと語った。
しかしマルコは、ザルツブルグのテレビ局『Servus TV(セアヴスTV)』の番組『Sport und Talk aus dem Hanger-7(シュポルト・ウント・タルク・アオス・デム・ハンガー7)』で次のように続けている。
「しかし、それだけではだめなんだ。ある特定の条件下だけで速くても意味がない。安定して速くなければダメだ」
「実を言うと、現状では速いときとそうでないときが決まるのはほとんどクルマ次第なんだ」