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インディ第2戦アラバマ、佐藤琢磨はリタイア。ウィル・パワーが優勝

2012年04月02日(月)14:11 pm

インディカー第2戦が4月1日(日)、バーバー・モータースポーツパークで行われ、ペンスキーのウィル・パワーが優勝。佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、トラブルのためリタイアとなった。以下、ホンダのプレスリリース。

アラバマ州バーミンガム郊外にあるバーバー・モータースポーツパーク、このすばらしいサーキットでのインディカー・レースは今年で3回目の開催を迎えます。地元での人気は年々上昇しており、今年の決勝日は朝から大勢のファンがコース沿いに陣取っていました。

快晴の下、午後1時半過ぎに26台のインディカーはローリング・スタートを切り、全長2.3マイルのコースを90周するレースが行われました。プラクティスと予選が行われた2日間よりも大幅に気温、路面温度ともに上昇したコンディションの下、ソフトとハードの2種類のタイヤを駆使してのバトルは繰り広げられました。

Hondaエンジン搭載ダラーラで予選3番手からスタートしたスコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)は、1回目のピットストップを終えたところでトップに躍り出て、そこからレースをリードし続けました。

しかし、3回目のピットストップを前に、コース上で遅いマシンを抜くのに手間取り、ピットに向かうと、違うバックマーカーにペースを抑え込まれてしまいました。さらにはピット作業でタイヤ交換に余計な時間がかかってしまったため、2位へとポジションダウン。ゴールまで16周で切られたリスタートから、ディクソンはトップを奪還すべく全力を振り絞ってのアタックを見せましたが、2位のままでのゴール。しかし、開幕戦に続いての2レース連続の2位フィニッシュにより、彼はポイントスタンディングでトップと2点差の2位につけています。

ディクソン以外のHondaドライバーたちの中からは、グレアム・レイホール(Chip Ganassi Racing)が4位、シモン・パジェノー(Schmidt/Hamilton Motorsports)が5位フィニッシュし、マイク・コンウェイ(A.J. Foyt Enterprises)が7位、ダリオ・フランキッティ(Chip Ganassi Racing)は10位で第2戦を終えました。

佐藤琢磨(Rahal Letterman Lanigan Racing)は予選16番手からスタートし、序盤にオーバーテイクを重ねてトップ10までポジションアップをしていました。しかし、レースが折り返し点を越えたあとの53周目、突然パワーを失ったため、残念ながらリタイアを余儀なくされ、結果は24位となりました。

次戦は北米大陸を横断し、カリフォルニア州のロングビーチへと舞台が移ります。伝統ある海沿いのストリートコースでのビッグイベントに、Hondaエンジンはさらなるパフォーマンスアップを果たして臨みます。

佐藤琢磨
「スタートはまずまずでした。今年のスタートは昨年よりもスピードが上げられていましたので、オーバーテイクはより難しくなっていました。それでも私はレースの序盤に何台ものマシンをパスすることができました。1回目のピットストップでタイヤをハードに替えたのですが、そちらのタイヤでの走りは難しいものになっていました」

「次のピットでソフトに戻すと、マシンのハンドリングは断然よく、また順位をばん回していくことができました。そこからさらに上位へとポジションを上げていこうという時、突然パワーを失ってしまいました。2レース続けてメカニカルトラブルという結果は非常に残念ですが、バーバー・モータースポーツパークでの週末には多くのポジティブな点もありました。次のロングビーチでも高い戦闘力を発揮し、力強いフィニッシュをしたいと思います」

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