ロメ・グロジャンは、現在所属しているロータスに長期間とどまることを望んでいる。
2009年のシーズン途中にルノーF1(現ロータス)からF1デビューを飾ったグロジャンだが、その年限りでルノーから放出されシートを失ってしまった。2010年、2011年とF1直下のカテゴリーGP2に参戦し、昨年は見事チャンピオンの座を獲得。そして今年ロータスからF1へ復帰することに成功した。
ロータスの2012年型車E20は、シーズン開幕前のテストで高い競争力を見せつけていたが、グロジャンは『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に対し、チームの今年の目標は、チームランキングで4位になることだと語っている。
「2015年にはタイトル獲得に挑戦したい。それまで残っていられることを願うよ」とグロジャンは、ロータスでタイトル争いに加わりたいと続けた。
グロジャンはF1復帰戦となった先週末のオーストラリアGPで、予選3番手になる活躍を見せ、決勝の結果が大いに期待が持たれた。だが、レース開始早々、パストール・マルドナード(ウィリアムズ)と接触してクルマを壊し、無念のリタイアに終わっている。
グロジャンはマルドナードに会ってこのクラッシュについて話し合いをするつもりはないとし、「話し合いをしたところで結果が変わる訳じゃないからね」と述べた。
一方のマルドナードは、グロジャンとのクラッシュは自分の過失ではないと指摘。「ロータスのサスペンションは壊れやすいみたいだね。あの接触は故意にやったんじゃない。ロメには悪いと思っているけど、それもレースの一部だ」とマルドナードは語った。