マクラーレンのルイス・ハミルトンが、クアラルンプールのセパン・インターナショナル・サーキットで開催されるマレーシアGP(25日決勝)に向けた意気込みを語った。
ルイス・ハミルトン
「レースのある週末、特に意識することはないし、今までも隠してこなかったけど、僕は自分が走るどのサーキットでも優勝したいんだ。今までセパンで勝ったことはないけど、ここではいいレースを何度かしてきた。今週末は優勝してこれまでの流れを変えたい」
「かなり楽観的な気持ちで今週末を迎えられると思う。セパンは相当な高速サーキットだけど、僕たちのクルマは冬のテストでも高速コーナーでは強かったからだ」
「気温が高いのもセパンの難しいところだけど、僕たちはいつもクルマの冷却ではかなりうまくやれているから、あまり心配はいらないと思う。体力的には、毎年きついレースになる。でも、僕たちはチーム組織のあらゆる部分を改善していて、今年はチームスタッフ全員が暑さと湿度によりうまく対処できるように、面白い対策をとれたと思うんだ」
「決勝でも予選でもいいペースで走れたことが、僕たちにとって大きな自信になったのは間違いない。今週末マレーシアでもそれを続けていければと思っているよ。メルセデスAMGもレッドブルも、気合いを入れてくるだろうし、どちらも予選や決勝でとても速かった。ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスとしては、追う立場よりも追われる立場のほうがいい。ここ数シーズンはずっと追う立場だったからね」
「でも、チームはうまく対応できるはずだ。オーストラリアの結果で、みんなの決意はさらに固くなった。開発競争はすでに始まっていて、僕達はトップを死守するため必死に努力していく。マレーシアで全体像がより細かく分かってくると思う。でも、僕達と、レッドブル、メルセデス、ロータス、フェラーリとの競争のカギは、開発のスピードだ。それが、シーズン全体の流れを決める」