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F1、今後もDRSは存続へ

2012年03月18日(日)13:51 pm

F1では、しばらく追い抜きを増加させる技術「DRS」が存続する見込みだ。

F1の統括団体FIA(国際自動車連盟)の技術担当者チャーリー・ホワイティングが、DRSは「ルールに書いてある限り存続するだろう」と笑顔で語った。2013年、2014年の存続確定をほのめかす発言だ。

DRS(空気抵抗低減システム/可変リアウイング)とは、追い抜き増加を目的に昨年から導入された技術で、リアウイングの角度を変えることで一時的に空気抵抗を減らして最高速を伸ばすシステム。フリー走行や予選では自由に使用できるが、決勝では、前走車の1秒以内に近づいた場合のみ、DRSゾーンと呼ばれる指定された区間に限って使用可能になる。

DRS導入によって、決勝中の追い抜きは増加したものの、ドライビング技術によって争われる純粋な戦いからかけ離れているとして、批判する意見もある。

しかしホワイティングは、2012年には昨年のDRSゾーンに手を加え、追い抜きが容易になりすぎたり、逆に追い抜き増加に効果を発揮しなかったりすることがないよう調整すると話した。

「例えば、ここ(オーストラリアGP)では2つ目のDRSゾーンを作った。中国とベルギーではゾーンを短くするだろう」

「バルセロナ(スペインGP/5月13日決勝)では50メートル延長する。カナダでは(昨年あった)2つ目のゾーンをやめるだろう。バレンシア(ヨーロッパGP/6月24日決勝)も同じだ」

「モンツァ(イタリアGP/9月9日決勝)ではゾーンは長くなるだろう。残りのサーキットのほとんどについては満足している」とホワイティングが語ったとブラジルの『O Estado de S.Paulo(オ・エスタド・ジ・サンパウロ)』紙が伝えた。

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