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ティモ・グロック、予選通過を願う

2012年03月17日(土)0:38 am

ティモ・グロック(マルシャ)は、シミュレーターの数値が正確であることを願っている。

グロックは、マルシャの2012年型MR01が予選を突破し、決勝レースに参加するのに十分な速さがあるというデータをシミュレーターで得ることができたからだ。

現在のF1では「107%ルール」が採用されている。これは、予選Q1でトップになったドライバーから107%以内のタイムを記録しなければ予選落ちとなり、翌日の決勝には参加することができないというルールである。

MR01の開発が思うように進んでいないマルシャにとっては朗報だが、もしこのシミュレーターの数値が正しいものでなかった場合、グロックとチームメートの新人シャルル・ピックの両ドライバーが18日に行われる開幕戦オーストラリアGPの決勝に出場することができない可能性も出てくる。

MR01は、衝突時の安全性を確認するクラッシュテストを受けた際、2度にわたり承認を得ることに失敗。このため、開幕前に新車でのテストを行うことができず、プロモーション撮影用の走行しかできなかった。

「デモ用のタイヤを装着しての走行だったから、あまり言えることはない。感触はとても良かったんだけど、それはあくまでも感触だけだからね」とグロックは語る。

グロックは、マルシャと技術提携を結ぶマクラーレンのシミュレーターでもMR01を走らせていたが、シミュレーター上はMR01に予選を通過するだけの速さがあったと述べている。その一方でグロックは、「僕たちはシミュレーターでの経験があまりないから、気を抜くことができないよ」とも語り、決勝レース出場に向けて気を引き締めていた。

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