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井原慶子、WEC開幕直前の現地テストに参加

ガルフ・レーシングからWEC（世界耐久選手権）へ参戦する女性ドライバーの井原慶子が、今週末の開幕戦を前に行われたテストに参加。約400kmを走り込んだ。

井原は今年、ル・マン24時間もシリーズに含まれるWECへ、耐久レースの名門チームであるガルフ・レーシングから参戦。元F1ドライバーでル・マンでの優勝経験もあるステファン・ヨハンソンがチームメートであるほか、同チームが走らせるもう1台のクルマにはルノーF1でリザーブドライバーを務めたヤン・シャローが乗り込むなど、世界的トップドライバーのチームメートとしてWECを戦う。

WECは17日（土）にセブリングで開幕戦が行われるが、それに先だってセブリングでは、12日（月）から2日間の非公式テストが行われた。非公式テストということもあり、計測器を装着せずに走行していたクルマもあるため、正式なリザルトは発表されていないものの、井原は初日に約250km、2日目には約150kmを走り込んだようだ。

シャローから2秒以内のタイムを記録したという井原から、次のようなコメントが届いている。

「久々のレース本格参戦でテストデイを走り、興奮しました。今回のテストでは、新車のローラのパーツのテストや、問題点の洗い出しをしながら徐々にペースアップ。昨年まで開発を熟成してきた他チームの旧車に比べると、改善してスピードアップしなくてはなりませんが、初回テストとしてはまずまずのスタートをきれたと思います。F1経験者が3人もいるチームなので、彼らからたくさんのことを学びながら成果につなげたいと思います」