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フェリペ・マッサ「表彰台争いをできる」

2012年03月15日(木)15:19 pm

フェラーリのフェリペ・マッサが、メルボルンのアルバート・パーク・サーキットで開催されるオーストラリアGP(18日決勝)に向けた意気込みを語った。

フェリペ・マッサ
「今朝(13日)、メルボルンに着いたんだ。(出身地の)サンパウロから長い旅路だったよ。まずチリのサンティアゴへ行って、そこから長時間フライトでオーストラリアに到着する前にニュージーランドのオークランドに寄るんだ。面白いのは、西に向かって日付変更線を越えるから空白の1日が生まれるんだよ。しかも、帰りは同じルートを逆方向にたどることになるんだ! 今日は長い時間を飛行機の中で過ごしたし、早く時差に慣れないといけないからから、ゆっくりするつもりだよ。今回は父が一緒に来てくれているんだ。レース週末に父がいてくれるのはいいものだよ」

「さて、今年の開幕戦の地に着いたわけだけど。僕は始まるのが待ちきれないし、ほかのドライバーたちも同じ気持ちだと思うよ。レーサーという人種はクレイジーな競争を恋しがるもので、6日間のテストはレースへの欲求を満たすのに不十分なんだよ。メルボルンで何が起こるか、すごく気になるんだよね。冬季テストだけを見て勢力図を予想するのがこんなに難しい年はこれまでなかったんじゃないかな。実力が見えるのは、初めて全員が同じ条件で戦う17日(土)の予選になる」

「先週サンパウロで話したように、僕の頭にあるのは、僕たちが表彰台争いをできるっていう考えなんだ。だけどそれは、パット・フライ(テクニカルディレクター/フェラーリ)がバルセロナで言った意見と違っている」

「パフォーマンスの面ですごく高い目標を掲げて挑んでいたから、願ったほどにはテストがうまくいかなかったことはよく分かっているよ。排気系をちゃんと生かすのに苦戦して、解決策を探らなきゃならなくなった。そのせいで貴重な時間を失って、もちろん結果もついてこなかった。フェルナンド(アロンソ/チームメート)と僕がF2012(2012年型車)のセットアップについて本当に意味のある作業ができたのは、最後の2日間だけだったんだ。F2012は大きな可能性を秘めたクルマだと僕は思っている。僕たちは、その力を引き出す方法を探らなきゃいけない。アルバート・パークでの週末が始まったら、すぐそれに取り組めるといいね!」

「メルボルンは好きな街だよ。気候もよく、僕好みの暑さだね。今日は気温が30℃を超えていて、サンパウロの気温とすごく近いんだ。ファンの皆はとても熱心に応援してくれている。ほかの場所ではあまりないほど満員になったグランドスタンドにフェラーリの旗が見えるとうれしい」

「天気予報によると、明日の夕方にちょっと過ごしやすくなって、15日(木)には雨が降るかもしれないみたいだ。でも、予選がある土曜日と日曜日は晴れそうだね。今年の冬季テストでは、僕がバルセロナで最後に走った時の数時間くらいしか雨の中を走るチャンスがなかったから、雨の中でクルマがどんな動きをするか、正確には分からない」

「アルバート・パークではいつもツキがないんだ。オーストラリアGPを9回も戦ってきたけれど、ポイント圏内でゴールできたのはたったの3回なんだ。そのうちの1回は、2年前に3位表彰台に上がったときだ。あの時を再現できれば素晴らしいだろうけれど、それが難しいことは分かってる。強いライバルたちがたくさんいるからね。強いのは、レッドブルやマクラーレンだけじゃないんだ。メルセデスAMGやロータス、フォース・インディア、トロ・ロッソも力がある。予選の1周目から目が離せない展開になる。どちらに転ぶか、コースに戻るのが待ちきれないよ!」

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