NEXT...F1開催スケジュール

井原慶子、WECで復興支援プロジェクト「TOMODACHI」をPR

2012年03月15日(木)15:58 pm

女性レーシングドライバーの井原慶子が、WEC(世界耐久選手権)の開幕直前テストへ参加した翌日、震災復興支援のプログラム「TOMODACHI」のPR活動を行った。今後もWEC参戦を通じて「TOMODACHI」のPRやチャリティーを行っていくという。

井原は、今季から発足するル・マン24時間を含めたシリーズ戦WECへガルフ・レーシングから参戦。17日(土)にセブリングで行われる開幕戦を前に、同地で12日(月)から2日間にわたって行われたテストに参加していた。

そして14日(水)、チームがマシンのセットアップやスポンサーのロゴステッカーをはりながら準備を進める一方、井原はサーキットに集まったファン向けに「TOMODACHI」の活動をPRした。

「TOMODACHI」は、震災を受けて設立された官民プログラムであり、俳優のトム・クルーズ、元大リーガーのリプケン氏、
音楽界のスター、ウィル・アイ・アムやニール・ヤングなどもPRやチャリティーに参加している。

井原は、2年間レースから離れている間、地域の子どもたちに英語を教えたり、小中学校、大学院等で講義をするなど教育の分野に熱中。その中で昨年、多彩な分野で活躍する日米両国の次世代のリーダー各約20名を選ぶ「日米リーダーシッププログラム日本代表」(ニューヨーク本部の米日財団主催)に選ばれ、そのプログラムの一環で「TOMODACHI」のPRやチャリティーを担当している。

井原にとって本格的なレース復帰戦となった1月のドバイ24時間レースでも、井原が乗り込んだアストンマーチンのマシンには「TOMODACHI」のロゴがはられ、震災復興のチャリティーを呼びかけていた。

井原は今後、10月に富士スピードウェイで行われるWEC日本ラウンドで、「TOMODACHI」のビジョンにもある次世代育成を目的に、東北の子どもたちを中心に招待し、国際交流や教育の場を創出していく予定だという。

なお、WEC開幕戦のセブリング12時間は、15日(木)からフリー走行が始まる。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック