バルセロナとバレンシアが1年交代でF1を開催するという契約は、まだ最終的な合意に達していなかったようだ。
F1の最高権威者であるバーニー・エクレストンは先週、現在それぞれスペインGPとヨーロッパGPの名目でF1を開催しているバルセロナとバレンシアの間で行われていた協議が、実質的な合意に達したと発表した。
ところが、スペインGPの開催サーキットであるカタルーニャ・サーキットの代表は『Mundo Deportivo(ムンド・デポーティボ)』紙に対して次のように語り、交渉が一筋縄で進んでいないことを指摘している。
「われわれ(バルセロナとバレンシア)は異なるビジネスモデルを持っている。それがこの交渉をとてもややこしくしているのだ」
「エクレストン氏、バレンシア、そしてわれわれ自身にとっての適正な利益のバランスを見付けなければならない」
またこの代表者は、カタルーニャ・サーキットに2016年まで毎年F1を開催する権利があると述べながらも、1年交代での開催が全関係者にとって「有効な解決策」になり得ると認め、次のように加えた。
「だから数ヶ月以内に何らかの発表ができることを望んでいる」