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ロメ・グロジャン「全戦でポイントを獲得したい」

2012年03月14日(水)7:43 am

ロータスのロメ・グロジャンが、メルボルンのアルバート・パーク・サーキットで開催されるオーストラリアGP(18日決勝)に向けた意気込みを語った。

Q:あなたにとって初のF1フル参戦となるシーズンの開幕を間近に控えて、どのように思っていますか?

グロジャン:オーストラリアをとても楽しみにしているし、チームにもとても満足している。テストは一貫して素晴らしいもので、全員がうまく一緒に作業することができた。やりたかったテストの3分の1を失ってしまったけど、もちろんそれは全く予定外のことだったよ。

グロジャン:でも、最初のバルセロナでのテストで起こった小さな問題もいい経験だったとみなすことができる。誰もが翌週またバルセロナに戻り、僕たちが強い存在であることを示すために2倍も働いた。そして僕たちはそれができたと思っている。

Q:これまでアルバート・パークに行ったことはありますか?

グロジャン:以前2009年にサードドライバーを務めていたときに1度だけ行ったことがある。素晴らしい国だ。メルボルンが大好きだよ。サーキットが僕に合ったものであることを願っているけれど、間違いなく素晴らしいサーキットだろう。

Q:テストはすべて晴れの日に行われましたが、メルボルンは気まぐれな天気で有名です。あなたが最後に雨天でF1を走らせたのはいつでしたか?

グロジャン:2009年のブラジルで、フリー走行3回目だった。かなり昔のことに感じるよ! もしサーキットがとても滑りやすかったとしても大丈夫だよ。それを最大に生かすようにする。雨天でのレースは好きなんだ。だからそうなれば僕にとっては少し有利になると思う。

Q:エンストン(ロータスの本拠地)のシミュレーターはまだ完全に稼働していませんね。今まで1度も走ったことのないサーキットであるアルバート・パークに向けて、どのように準備しましたか?

グロジャン:車載カメラで撮影された映像をずっと見てきたよ! そして僕担当のエンジニアたちと昨シーズンのサーキットデータを分析してきた。サーキットを学ぶために、最初のフリー走行ではできるだけ多く走行する。ある程度の距離を走って、サーキットに関する知識を積み上げたい。もうすぐシミュレーターが稼働を始めるから、そうしたらそれを使うのを楽しみにしている。

Q:常設コースではないということや、路面状況が変化しやすいという要素を考慮に入れた上で、アルバート・パークについてどう思いますか?

グロジャン:サーキットというのは(走行とともに路面が)改善されてゆくし、それが助けになる、というものなんだ。クルマに乗っているとそれほど変化を感じるわけじゃない。ラップタイムが改善されたことでそれが分かるだけだ。

グロジャン:グリップのレベルが良くなり、ラップタイムが良くなる。そしてすぐにそのラップタイムに慣れてくるものだよ。過去何年かの車載カメラ映像から分かったことは、サーキットがとてもよくて、面白そうだということ。E20(ロータスの2012年型車)に合ったサーキットであることを願っている。

Q:今年の目標は何ですか?

グロジャン:僕の目標はクルマに乗ったら、常に最善を尽くすことだよ。クルマから最大限のものを引き出し、自分自身も最高の力を発揮することだ。可能な限りミスは最小限にとどめたいと思っている。全戦でポイントを獲得したい。具体的な順位の目標などは立てていないけれど、ベストを尽くしてできる限り自分の仕事をうまくやり遂げたい。そうすればチームに何ポイントかをもたらすことができる。

Q:レースをスタートするときに、いつも特別に行っていることは何かありますか?

グロジャン:以前いつもやっていたことはあるけれど、今でもそれをやらなくてはいけないというほどのものじゃない。ただ、慣れからやっているようなものだよ。いつもクルマに乗り込むときには右側からなんだ。でもこれからも絶対に反対側からは乗らないっていうわけじゃないけどね。

グロジャン:それから、リラックスして、心構えをする。そして自分自身に言うんだ。「さあ、行こう。レースをするぞ」ってね。グランプリでスタートを切るのは素晴らしい経験だよ。もう待ちきれない。

Q:フォーメーションラップを終え、グリッドについたときはどんな気持ちですか?

グロジャン:冷静にならなくてはいけない。一番調子がいいときは、冷静だけれどとても集中できるものだ。信号が変わったらすぐにスタートできるようにしなくてはならないんだ。それを本当にうまくやるのはかなり難しいことなんだよ。(周囲に対する)高い集中力と、(信号に対する)高い集中力のバランスをとらなくてはいけないからね。

Q:あなたのF1復帰に関して何か反応はありましたか?

グロジャン:(母国である)フランスでの反応の大きさには驚いたよ。でもうれしかった。今シーズンのクルマは良さそうだから、さらに注目を集めている。僕たちはみんなワクワクしているよ。

Q:メディアからの注目度の高さは驚きでしたか?

グロジャン:ある意味では、そうだね。でも、F1にいなくて誰も注目してくれないよりは、今のこの立場のほうがいいね。多くの人が僕たちのやっていることに関心を寄せてくれるのはいいことだよ。いい兆候だし、これが今後も続くことを願う。

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