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ジェンソン・バトン「オーストラリアGPはすごい接近戦になる」

2012年03月12日(月)18:43 pm

マクラーレンのジェンソン・バトンが、メルボルンのアルバート・パーク・サーキットで開催されるオーストラリアGP(18日決勝)に向けた意気込みを語った。

Q:メルボルンはあなたととても相性の良いサーキットですね。特に思い出に残っていることは何ですか?

バトン:たくさんあるね。僕がF1にデビューしたのは2000年のオーストラリアGPだった。その時はF1の世界に入るってだけでも大騒ぎだったよ。すごく大変だったし、週末があっという間に過ぎてしまった。2006年はここでポールポジションをとった。これもいい思い出だね。

バトン:でも一番印象に残っている思い出は、2009年にブラウンGP(現メルセデスAMG)でポールポジションをとって、そのまま優勝したことだ。あれはチーム全体にとって大切なレースだったけど、そのレースで最高な形でチームのみんなに感謝できたことを考えると、とてもいい気分だよ。

バトン:2010年もここで勝利を手にすることができたけど、あの日は信じられないような1日だった。レース序盤はドライタイヤで走っていて、ターン3でほとんどコントロールを失いかけた。それからはリズムをつかむことができたし、クルマは最高だった。あれがボーダフォン・マクラーレン・メルセデスでの初勝利だったんだ。優勝するとはまったく予想していなかったけど、僕個人にとってはとても重要な結果になったよ。

Q:メルボルンをとても特別にしている要因はなんですか?

バトン:それもいろいろある。ヨーロッパの長くて寒い冬の後に、太陽の光が燦々(さんさん)と降り注いでいて、みんながものすごく歓迎してくれるメルボルンでの開幕戦だから特別なレースだよ。サーキットも挑戦しがいのあるコースだと思う。特に難しいコースではないけど、週末が進むにつれて、路面にラバーがのっていくんだ。

バトン:それにここでは接近戦のレースになりやすい。公道を使ったコースだけど、とてもいい流れがあるし、リズムを見つけることができるんだ。公道のコースにしては珍しく、いくつか高速コーナーもあるしね。

バトン:新しいルールのおかげでこれまでよりも追い抜きが簡単になったから、一層競争が激しいサーキットになったと思うよ。それに、2つ目のDRS(空気抵抗削減システム/可変リアウイング)ゾーンの登場は有意義になるだろうね。

バトン:去年はメインストレートにDRSゾーン(決勝でDRSの使用が許される区間)が設けられていたんだけど、追い抜きを仕掛けるには十分な長さじゃなかったから、2つ目のDRSゾーンの方が有効に使えると思う。最後に、サーキットを取り囲んでいる壁との距離は、集中力を維持し続けるのにちょうどいいんだ。ここで退屈だったり、なにも驚きがなかったりするレースが行われたっていう記憶がない。だから、シーズンの開幕戦には最高の場所だよ。

Q:冬の間を通して、力強い1年の幕開けになるよう準備をしてきましたが、どれくらいの自信を感じていますか?

バトン:僕たちの準備状況には満足している。いつももっと多くの周回を重ねて、多くの時間をクルマの中で過ごしたいと思うものだ。でも去年とは違って、とても堅実なシーズン前の準備期間をスタートできた。冬のテストの間はほとんどのチームが手の内を明かさない状態だから、そこからペースを読むのはすごく難しいんだ。すごい接近戦になると思う。そして、ライバルと比べた中で僕たちがどこに位置しているのかを知るのが待ち切れないよ。

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