ウィリアムズとのドライバー契約は1年限りのものだと報道されていたブルーノ・セナ(ウィリアムズ)本人が、この報道を認めた。
HRTとロータス・ルノーGP(現ロータス)でF1経験を積んだセナは、1,400万ユーロ(約15億万円)の持参金を手にウィリアムズに加入したといわれているが、多額のスポンサーを持ち込んだにもかかわらずウィリアムズとの契約は今シーズンのみだという。
セナと同郷のフェリペ・マッサ(フェラーリ)の契約も今季終了時に切れるため、2013年にはF1からブラジル人ドライバーが姿を消すのではないかといわれている。
「ブラジル人であろうとなかろうと、ドライバー全員が結果を出さなければならないというプレッシャーにさらされている」とセナが『Agencia Estado(アジェンシア・エスタド)』に語っている。
「ブラジル人がF1で走るのはもちろん大事なことだけれど、先の契約の有無にかかわらず僕たちはいつだって全力で戦っているんだ」
不遇のシーズンとなった2011年を乗り越えたウィリアムズの今季の目標は、継続的にポイントを取ることだと28歳のセナは語っている。
「全チームが成長しているんだ。フォース・インディア、トロ・ロッソ、ザウバーは強いね。ロータスも強いだろうね、メルセデスAMGもだ。フェラーリは、何か隠し玉でもない限り、あまり速さが出せないだろうね」
「驚いたのはケーターハムだよ。どうやらかなり速そうだ。どうなるか、すごく楽しみになってきたよ」