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苦境のフェラーリ会長「何を変えるべきなのか知りたい」

2012年03月08日(木)10:27 am

フェラーリ首脳らが2012年シーズン序盤の表彰台争いをあきらめる発言をしたことについて、フェラーリ会長ルカ・ディ・モンテゼモーロが口を開いた。

冬季テストを通じて思うような走りができていないことや、ドライバーであるフェリペ・マッサの解雇説などの影響から、チームがドライバーへの取材をシャットアウトしているフェラーリ。そんな中、ドライバーのフェルナンド・アロンソはフェラーリがシーズン序盤に「苦しむ」だろうと予想し、チームは「複雑」な2012年型車をもっと深く理解するべきだと話していた。

このアロンソの発言に危機感を表したのは、フェラーリのカリスマ会長であるモンテゼモーロだ。

「シーズン序盤にフェラーリが苦しむなんて、それが事実ではないことを願うよ。アロンソはいつも客観的な意見を言うけれどね」

「何を変えるべきなのか知りたいと思うし、何よりもどうすれば必要な変更ができるのかを知りたい」とモンテゼモーロはジュネーブ・モーターショーで語っている。

『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』によると、モンテゼモーロはさらに現行の規約についても、次のように批判したようだ。

「こんなF1は気に入らない。空力が90%を占めていて、市販車に流用できるモノといえばKERS(運動エネルギー回生システム/ブレーキング時のエネルギーをためて加速する装置)くらいなんだ」

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