NEXT...F1開催スケジュール

「フェラーリは立ち直る」とジェンソン・バトン

2012年03月07日(水)0:01 am

先ごろフェラーリ首脳が2012年シーズン開幕当初においては表彰台が狙えるとは考えていないと語ったことが伝えられていたが、これに対しマクラーレンのジェンソン・バトンがフェラーリは立ち直るとコメントしている。

F1の内部関係者たちは今季のシーズン開幕当初はレッドブル、マクラーレン、そしておそらくはそこにメルセデスAMGが加わった三つ巴(どもえ)の戦いが繰り広げられ、フェラーリについてはその新型車両F2012に手を焼き、もがき苦しむことになるだろうとみている。

しかし、バトンはこれについて『Gurdian(ガーディアン)』に次のように語っている。

「フェラーリはきっとその厄介な状況から抜け出す方法を見つけ出すはずだ。もし彼らが難しい状況にあるとしたらだけどね」

「新しいシーズンが始まるときには、僕たちはみんな新しいことに取り組んでいる。どこかのチームがそれをうまくやれば、他のチームもそれに倣って(ならって)最後には追いついてゆくのは間違いない。彼ら(フェラーリ)も確かに今は劣勢かもしれないけれど、絶対に追いついてくるよ」

チームから前代未聞のメディアに対する緘口令(かんこうれい)を敷かれているにもかかわらず、フェラーリのフェルナンド・アロンソは先週末にその沈黙を破り、今季のフェラーリのクルマをサッカー選手に例えて、現時点においてはバルセロナのトッププレイヤーであるリオネル・メッシやアンドレス・イニエスタのような存在ではない、と認めている。

しかし、アロンソは、メディアがフェラーリの問題についてあれこれと騒ぎ立てていることに関し、こうした大きなプレッシャーがかけられるのはフェラーリだけだと指摘している。報道によると、アロンソはフェラーリの本拠マラネロでフェラーリのスタッフに対して次のように語ったという。

「例えば昨日(バルセロナでのテスト最終日の3月4日)、レッドブルはほんの数周しかしていないし、ラップタイムは順位表の一番下だった。もし僕たちに何か同じようなことが起こっていたとしたら、それこそ大騒ぎだっただろう。でもここ(イタリア)では誰もそれについて何も言わないんだ」

アロンソは、来週末メルボルンで行われる開幕戦で優勝争いができるとは考えていないものの、次のように主張している。

「大事なことは最初のレースで1番になることではなく、11月にF1選手権が終わるときに1番(チャンピオン)になっていることだよ」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック