HRTのペドロ・デ・ラ・ロサが、F1ドライバーの労働組合にあたるGPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)の会長に返り咲いた模様だ。
ベテランドライバーのデ・ラ・ロサは、2008年から2010年の始めにかけてドライバーの安全確保を目的としたGPDAの会長を務めていたが、マクラーレンで数年間リザーブドライバーを務めた後、ザウバーからレースに復帰することになった時点でその職を辞していた。
その後、モナコに本部を置くGPDAの会長には、ニック・ハイドフェルド、ルーベンス・バリチェロが就いていたが、直前の会長であったバリチェロは今季F1を離れ、インディカー・シリーズに参戦することが決まっており、GPDAでは新たな会長を任命する必要に迫られていた。
スペインの『EFE』通信社を含む国際的メディアは、グリッド最後尾の常連チームであるHRTから今季レースに復帰することになったデ・ラ・ロサが再びGPDAの会長職に戻ることになったと報じている。
その報道によると、GPDAは昨年のうちに、もしそのポジションが空席となった場合には41歳になるデ・ラ・ロサが再びその職に就くということを内定していたという。
『EFE』通信社はデ・ラ・ロサ本人もその報道内容を認めたと伝えている。