メルセデスが、まるで透明になって見えなくなる車を開発したとして話題になっている。
これは、メルセデスが水素燃料電池車「F-CELL」のプロモーション用に作成した動画。アニメ『攻殻機動隊』の「光学迷彩」や、スパイ映画『007』で主人公が乗るボンドカーのように、周囲の風景にとけ込んで車が見えなくなってしまうというもの。環境に影響を与えないもの、つまり環境にとけ込む、見えないものということを宣伝する意図があるようだ。
仕掛けは至ってシンプル。車体の側面にLEDを敷きつめたシートをはり、逆側の風景をデジカメで撮影してLEDで映し出す。街中で停車している場面や、森の中に止まっている場面ではほぼ判別が不可能なほど風景にとけ込んでいる。
街中を走行中にはやや目立っているが、偶然通りがかった人々は突然現れた透明な車に驚きの表情を浮かべていた。