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F1バルセロナ最終テスト4日目、キミ・ライコネンがトップ

2012年03月05日(月)2:10 am

バルセロナのカタルーニャ・サーキットで4日(日)、今季F1開幕前最後となるテストの最終日が行われ、ロータスのキミ・ライコネンがトップ。小林可夢偉(ザウバー)は5番手となった。

今季ロータスからF1復帰を果たすことで注目集めているライコネン。2月に行われた1回目のシーズン前テスト初日でトップタイムを記録し、その後もチームメートのロメ・グロジャンとともに速いタイムを記録して活躍への期待が高まった。だが先週には、車体のトラブルからほとんどテストをできず、新車開発の遅れが懸念された。

しかし、1日(木)に始まった最後のテストでは、グロジャンが初日から2日連続でトップタイムを記録。3日からはライコネンが走行を担当したが、この日はステアリングのトラブルで最下位に。だが、最終日の4日にはこの日の参加ドライバーで最多となる121周を走り込んだライコネンがトップになった。

2番手はフェラーリのフェルナンド・アロンソ。フェラーリも開発の遅れがうわさされているほか、開幕からの投入を目指していた革新的な排気システムの開発を断念し、従来のシステムで開幕を迎えると発表している。

3番手はブルーノ・セナ(ウィリアムズ)。ウィリアムズはこの日、チームメートのパストール・マルドナードも走らせており、マルドナードは9番手に入った。

4番手はフォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグ。開幕に向け、仕上がりは順調とのうわさが強いフォース・インディアだが、テスト最終日は101周を走行して4番手タイムを記録している。

ザウバーでは、小林可夢偉が走行を担当して、5番手タイムを記録。この日はスタート時の手順などを確認していた可夢偉だが、最終的にはエンジンにトラブルが発生してコース上にストップ。今年のテストでザウバーは、可夢偉とチームメートのセルジオ・ペレスが1回ずつトップタイムを記録する一方、トラブルも多く、やや不安の残る結果となった。

6番手に入ったのはマクラーレンのルイス・ハミルトン。マクラーレンは今回のテストでクルマを大幅に改良しているが、最終日には115周を走り込んだハミルトンが6番手になった。

7番手はケーターハムのビタリー・ペトロフ。8番手はメルセデスAMGのミハエル・シューマッハ、9番手はダニエル・リチャルド(トロ・ロッソ)だった。

そして、3日から大幅に改良されたクルマを走らせて注目を集めているレッドブルでは、セバスチャン・ベッテルが走行。だが、この日のベッテルが走ったのは23周のみ。『Autosport(オートスポーツ)』によると、ベッテルのクルマにはギアボックスのトラブルが発生していたとのことだ。

また、このテストへの参加を目指していたHRTは、結局新車の準備が整わず、マルシャとともに新車でのテストを行わないまま開幕を迎えることとなった。両チームとも、「撮影」などの名目でサーキットを走行する許可を求めているようだ。

これで今季F1開幕前のテストは終了。開幕戦オーストラリアGPは、16日(金)の現地時間12時30分(日本時間10時30分)から始まるフリー走行1回目で幕を開ける。予選は17日(土)の現地時間17時(日本時間15時)、決勝は18日(日)の現地時間17時(日本時間15時)にスタートする。

F1バルセロナ最終テスト4日目の結果

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