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レッドブル、大幅に改良したマシンをテスト

2012年03月04日(日)17:15 pm

レッドブルが3日(土)、残り2日間となったF1開幕前テストへ大幅に改良したクルマを持ち込んだ。

バルセロナのカタルーニャ・サーキットでは、開幕前に最後となるテストが行われているが、テスト3日目にレッドブルが走らせたクルマは、これまでとは大きく異なっていた。前後のウイングや排気系統、ボディー後端が大幅に変更されている。

通常は、モノコックのあるシャシーは変えず、新パーツをそれまでのシャシーに取り付けることが多いものの、今回の変更はあまりにも大幅であったため、新シャシーの製造が必要になったと『Sky Sports(スカイ・スポーツ)』は報じている。

F1記者のテッド・クラビッツは『Sky Sports(スカイ・スポーツ)』へ、「これは単なるパーツではない。ミルトンキーンズにあるレッドブルのファクトリーからは、完全に新しいクルマが届けられた」とコメントした。

また、かつて複数のF1チームでデザイナーを務めたゲイリー・アンダーソンは、コークボトルと呼ばれるボディー後部の絞り込まれた部分の改良に注目。排気を空力的に利用しているのではないかと分析した。

「排気管はサイドポッド外側のかなり前方へ移った」

「特定の場所へ吹き付けているわけではないが、排気をボディーワークに沿わせ、望まない位置へ流れないよう導いているように思われる」

「そのために彼らはコークボトル付近をさらに作りこんできたのだろう。さらに、アンダーフロアには大きなダクトがあるようにも見え、二重になっているフロアの間から空気を送っているようにも見える」とアンダーソンは『Autosport(オートスポーツ)』へ語った。

3日のレッドブルでは、マーク・ウェバーが走行を担当していたものの、「クルマは大きく変わっているわけじゃない」とウェバーは話していた。しかし、ウェバーがガレージへ戻る際には、必要以上に大人数のメカニックがクルマを取り囲み、ライバルやメディアにクルマを見られないようにしていたとのことだ。

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