バルセロナのカタルーニャ・サーキットで2日(金)、今季F1開幕前に最後となるテストの2日目が行われ、ロメ・グロジャン(ロータス)が2日連続でトップタイムを記録した。
この日のテストは、濃霧に見舞われたため、セッション開始が30分ほど遅れた。午前中の段階では、トロ・ロッソのジャン・エリック・ベルニュがトップにつけていたものの、グロジャンがセッション終了直前にタイムを更新してトップになった。
2番手はベルニュ。『Autosport(オートスポーツ)』によると、ベルニュはエンジントラブルから出火する場面もあったようだ。そのため、ベルニュは午後にほとんど走行できず、この日の周回数はわずか45周のみだった。
3番手に入ったのはセバスチャン・ベッテル(レッドブル)。この日85周を周回したベッテルはグロジャンから約コンマ7秒遅れとなった。
4番手は、この日の参加ドライバーで最多となる125周を走ったフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)。この日のアロンソは、レースシミュレーションなどを行っていた。
そして、ケーターハムのヘイキ・コバライネンが5番手に入ったことで周囲を驚かせた。2010年に発足したばかりであり、今年のテストではここまでトラブル続きのケーターハムだが、グロジャンから約1.2秒遅れのタイムで5番手につけた。
6番手はザウバーの小林可夢偉。ザウバーも今年のテストではトラブルが続いているが、この日もトラブルがザウバーを襲った。オイル漏れのため、可夢偉はしばらくガレージにとどまる場面があったものの、最終的には77周を周回している。
7番手は、駆動系統のトラブルで午後に走行できなかったフォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグ。8番手にはメルセデスAMGのミハエル・シューマッハ、9番手にはマクラーレンのルイス・ハミルトンが入った。
そして、ウィリアムズはこの日、ブルーノ・セナとパストール・マルドナードの両レースドライバーを走らせ、それぞれ10番手と11番手になっている。