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F1、ピットレーンの制限速度は変更せず

2012年03月02日(金)10:34 am

F1の統括団体であるFIA(国際自動車連盟)が、2012年にF1ピットレーンの制限速度を時速100kmから60kmに引き下げることを取りやめたようだ。

イタリアの『Autosprint(オートスプリント)』誌は最新号の中で、今季のF1はピットレーンの制限速度が引き下げられると報じていた。FIAのジャン・トッド会長がル・マンやGT1、NASCAR(ナスカー/アメリカの人気レースカテゴリー)など、ピットレーンの制限速度をF1よりも低く設定しているカテゴリーを調査し、引き下げを決定したとのことだった。

ピットレーンの制限速度が引き下げられた場合、ピット戦略に影響することも懸念されたが、イギリスの『BBC』は各チームからの反発を受けて、FIAが制限速度引き下げを取りやめたと報じている。

『BBC』の報道によると、F1で安全面の管理を取り仕切っているFIAのチャーリー・ホワイティングは、次のように語っているとのことだ。

「現在のピットレーンの制限速度が危険であるという証拠は無い。よってルール変更を行う必要性はないと思っている」

このため、ほとんどのレースにおけるピットレーンの制限速度は時速100kmのままとなる見通しだ。しかしその制限速度は、「FIAのF1安全管理者からの進言がある場合、レースの審議員であるスチュワードの権限により改定されることもある」とも記されており、ピットレーンが狭いレースでは、制限速度が引き下げられることになりそうだ。

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