ニコ・ロズベルグは、1982年のF1王者である父ケケにフェラーリ移籍を猛反対されたと明かした。
昨年、不本意な成績しか残すことができなかったフェリペ・マッサをフェラーリが放出するのではないかといううわさが絶えなかった。その中で、ロズベルグが「現役最強」と呼ばれるフェルナンド・アロンソのチームメートとしてフェラーリに加入する最有力候補だったと言われている。
しかし、ケケは息子へ「絶対にフェラーリへ行くべきではない」と語って猛反発していたようだ。
「父は、われを忘れたかのように“110%メルセデスAMGに残るべきだ”って激しく反対したよ。でも同時に、僕自身も今のチームが自分にとってベストな居場所だっていう確信は持っていたんだ」とロズベルグは『Bild(ビルト)』紙に経緯を明かした。
しかし、ロズベルグの友人には熱狂的なフェラーリファンも多いという。
「彼らの中での特に、熱いフェラーリファンの人たちは、僕がメルセデスAMGとの契約を延長したことに対して少し腹を立てていたみたいだね。でも、この計画はきっとうまくいくって僕は心から信じているんだ」とロズベルグは語った。
ロズベルグは今季の目標について、表彰台へ3回登った2010年の成績を上回ることだと述べている。
「数年でタイトルに挑みたいと思っているけど、まずはこれがタイトルへ向けた大きな一歩になる」