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フェルナンド・アロンソ「まだ自分たちが望んでいるような状態にはなっていない」

フェラーリのフェルナンド・アロンソは、バルセロナテスト2日目に87周を周回して、ベストタイムは1分22秒180で4番手になった。

フェルナンド・アロンソ
「今のところ、まだ自分たちが望んでいるような状態にはなっていないし、オーストラリア（開幕戦）までにこうなっていたいという状態にもなっていない。でも、僕は楽観的だよ。まだテストは6日間残っているから、どうなるのか楽しみだね」

「今年は、いつもよりもやることの多い冬になっている。今年のクルマはとても革新的なアイデアが取り入れられていて、より複雑なクルマだからね。ドライバーだけではなく、開発をするエンジニアや、メカニックに至るまで全員の努力が必要なんだ」

「すぐにクルマの準備が整って、速さもあり、信頼性も高いのはいいことだよ。でも、だからと言って必ずしも勝てるわけじゃない。去年は1回目のテストの締めくくりとしてレースのシミュレーションをしていたけど、メルボルン（開幕戦）で僕たちはポールポジションから1秒遅れだったからね」

「これまでに分かっている限りでは、確かにうまくタイヤに熱を入れられるようになったし、すぐにタイヤの性能を引き出せるようになった。今年は、それぞれのタイヤコンパウンドのパフォーマンス差が小さくなって、2011年ほど大きな差がないんだ」

「空力の面では、明らかにもっと進化する必要がある。特に、コーナーの出口でね。ドライバーであれば誰でも、より大きなグリップやダウンフォースがほしいと思うものだけど、外からほかのドライバーが乗っているクルマを判断することなんてできない」

「初めからクルマのことをすべて把握したいかもしれないけど、僕は信頼性が高いけど遅いクルマより、速いクルマの信頼性を向上させていく方が好きだよ」