国連で戦争犯罪を扱う専門家は、バーレーンが再びF1を開催できる状態であると考えているようだ。
国内情勢の悪化でF1バーレーンGPが中止になった昨年、この専門家は第3者的立場からの詳細な調査を実施。バーレーンの権力者たちが、国民に対し高圧的な態度で反応していたことを明らかにした。
しかし、ロンドンの『Telegraph(テレグラフ)』紙などは、この専門家がバーレーンGPの主催者に書簡を送ったと報道。主催者側は予定通り4月22日にバーレーンGPを開催するつもりであるようだ。
レースの開催は「国家の復興と調和」の対外的なプロモーションに役立つという旨の専門家からの書簡は、F1を統括するFIA(国際自動車連盟)ジャン・トッド会長や、F1の最高権者であるバーニー・エクレストンの手にも渡った。
「国内情勢の調和に向け、より一層の努力が必要とされる中で、F1の開催はバーレーン国民にとって大切な通過点になる」とその手紙には記されていた。