ロータスが、今週にスペインのバルセロナで行われているテストへの参加を中止すると発表した。
バルセロナテストは21日(水)に始まったが、ロータスはこのテストで2台目のシャシーを投入。しかし、ドライバーのロメ・グロジャンがこのシャシーに異常を感じたため、わずか7周を走ったのみで予防的措置として走行を取りやめた。
ロータスは当初、イギリスのチーム本拠地から1台目のシャシーを取り寄せ、バルセロナテスト2日目からテストを再開する予定だった。しかし、調査の結果、シャシーに構造的な問題があると発覚。これを受けて、2台のシャシーに対策を施すため、今週のテストへの参加を中止し、来週に再びバルセロナで行われるテストで走行を再開するとロータスは発表した。
今季のシーズン前テストは12日間のみ。21日にロータスはほとんどテストできていないため、ロータスのシーズン前テストは実質8日間ということになってしまう。
ロータスは前回のテストで2012年型車の最速タイムを記録しており、元王者キミ・ライコネンの加入も合わせ、今季はタイトル争いに加わることも可能かと期待されていた。しかし、今回の問題により、開発に遅れが生じることも懸念される。