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小林可夢偉「勝負の3年目が始まりました」

2012年02月19日(日)4:11 am

1回目のシーズン前テストを終えた小林可夢偉(ザウバー)が公式ブログを更新。「勝負の3年目が始まりました」と語っている。

ザウバーは、6日(月)に2012年型車C31を発表。7日(火)から10日(金)にかけてC31の初走行テストを行った。可夢偉はテスト初日と最終日に走行を担当したが、新車にはつきもののトラブルにも見舞われていた。

「もともと初日のプログラムとしては、新車の信頼性とシステムの確認だったんですが、5周を走ったところで、リヤの空力と冷却を兼ねたパーツが溶けたというか飛んでいったというハプニングがあって、その日はそれから最後まで本来のダウンフォースが出ていない状態で走ってたんです」

「だから初日はもうエンジニアから言われるがまま、ロボットみたいに走ってました(苦笑)。いちおう限界で走っていましたけど、それが実際の新車の限界とはいえない状態でしたね。ただ、それでも106周走れたし、初日としてはまずまず問題なかったと思います」と可夢偉は振り返っている。

可夢偉は4日目もデータ収集を中心とした作業を行い、速いタイムを狙った走りはしていなかったという。しかし、昨年はうまく機能させることに苦しんだピレリタイヤに好感触を得たようだ。路面温度が0℃という低温下でも、最も硬いハードタイヤが機能していたと可夢偉は語り、次のように加えた。

「やっぱり今年のタイヤは去年よりもスイッチが入りやすくなっていると感じました。そういう意味では僕たちにとってはいい状況になっていると思います」

まだタイムを狙った走行をしていないため、テストタイムの順位で上位に来ることはなかったが、可夢偉は開幕まで着実に作業を重ねて準備を進めると話している。

「今回のテストではまだ、一発のパフォーマンスとかはみていないんです。だいたいテストでタイムを出そうとしたらなんぼでも出せますからね。だから周りと比較してどうこうというのはまだ言えない。それよりも僕たちがきちんと開幕から高いレベルでスタートを切って、それをシーズンを通して維持できることを意識しています」

「そのためにもできることをしっかりとやって、開幕戦を迎えたいと思います。みなさん応援よろしくお願いいたします」

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