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ケーターハムが新人事を発表

2012年02月18日(土)11:53 am

ケーターハム(旧チーム・ロータス)は、これまで同F1チームで最高技術責任者を務めていたマイク・ガスコインをケーターハム・グループ全体の最高技術責任者に任命したことを発表した。

ケーターハムが今回メディアに向けて発表した声明によれば、テクニカルディレクターのマーク・スミスがガスコインの後任として、ケーターハムF1チームの技術部門を日常的に率いることとなり、レースへのかかわりをさらに増やしてゆくことになるという。ケーターハムの声明には「マーク・スミスは、今後彼がF1チームで担う、より広範な業務に就くにはまさにうってつけの人物だ」というガスコインのコメントが添えられている。

すでにガスコインはスミスに対してケーターハムにおける日常的な技術業務執行に関する引き継ぎを行った模様だ。

マレーシアの航空会社エアアジアのオーナーである富豪トニー・フェルナンデスによって設立され2010年からF1に参入した旧チーム・ロータスは、昨年ロータスの名称使用にかかわる争議の解決にむけて個性的なスポーツカー・メーカーであるケーターハムを買収。これによってチーム名も今年からケーターハムに変更し、現在ではF1やGP2へ参戦するとともに、自動車メーカーとしてのケーターハムの事業にも関与するなど、その事業の幅を大きく広げてきている。

有名なレースエンジニアであり、設計者でもあるガスコインは、ベネトンやトヨタ、フォース・インディアなどで活躍後、フェルナンデス率いる旧チーム・ロータス(現ケーターハム)の創設メンバーのひとりとしてF1活動における中心的な役割を果たしてきたが、今後はF1のみにとどまらず、ケーターハム・グループ全体の最高技術責任者としてその活躍の場を広げることになったものだ。

しかし、ケーターハムによると、ガスコインはこれまで通りF1レースにも顔を出し、必要に応じてその経験や知識を役立てるという。また、ガスコイン本人も自身のツイッターに、ほとんどのグランプリには出向くとつぶやいている。

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