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トヨタも王座を争えるようWECがポイントシステムを変更

2012年02月16日(木)19:58 pm

今季から始まるWEC(世界耐久選手権)のプロトタイプLMP1クラスで、トヨタとアウディがタイトル争いを演じられるよう、マニュファクチャラーズ選手権のポイントシステム変更を統括団体のFIA(国際自動車連盟)が認めた。『Autosport(オートスポーツ)』が報じている。

今回の変更により、マニュファクチャラーズ・ポイントが付与されるのは、各マニュファクチャラーで最上位の1台のみ。また、全8戦で行われるWECのうち、成績上位の6戦のみを加算する有効ポイント制となった。ただし、この6戦には必ずル・マン24時間が含められる。

これは、数戦のみの参戦を予定していたトヨタが、シリーズ参戦することを決めことから、アウディとトヨタが対等にタイトル争いを繰り広げられるよう配慮されたことによる変更。プジョー撤退によるマニュファクチャラーズ選手権の空洞化を防止する目的があるようだ。

トヨタは当初、数戦のみの参戦を予定していたが、突然のルール変更により急きょシリーズ参戦を決定。しかし、準備期間が短いことから、3月17日に行われる開幕戦セブリング12時間には間に合わず、5月5日の第2戦スパ・フランコルシャン6時間からの参戦となる。これに配慮して、有効ポイント制を採用することとなった。

FIAのWEC担当責任者ジェラール・ヌブーによると、今回のルール変更は全関係者が同意して決定されたようで、次のようにコメントしている。

「今回の変更は、先月にプジョーがFIA世界耐久選手権から撤退したことを受けて提案されたものであり、全関係者が同意した」

「この変更によって、第2戦スパからの参戦計画を拡大したトヨタは、初のWECマニュファクチャラーズ・タイトルをアウディと争うことができる」

今回変更になったのは、マニュファクチャラーズ選手権のポイントシステムのみであり、ドライバーズ選手権のポイントシステムに変更はない。

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