今季、ケーターハム(旧チーム・ロータス)のリザーブ・ドライバーに指名されたギド・ヴァン・デル・ガルデが再び21日(火)からバルセロナのカタルーニャ・サーキットで行われるシーズン前テストに参加することになった。このことで、ヤルノ・トゥルーリがケーターハムのシートを失うことになるのではないかとの推測が再び高まってきている。
豊富な資金力を持つヴァン・デル・ガルデは、ケーターハムとのリザーブ・ドライバー契約締結後、急きょ7日(火)から行われたヘレス・サーキットでの1回目のテストに召集され、本来トゥルーリが担当するはずだった9日(木)のテストに参加した。
フランスの『Auto Hebdo(オート・エブド)』は、すぐにまたクルマに乗れるだろうと言うヴァン・デル・ガルデのコメントを次のように紹介している。
「僕にとって新しいタイヤやブレーキを十分に活用するのはやさしいことじゃなかったよ。でも次のテストではもっとうまくやれると思う。チームは僕のパフォーマンスに満足してくれている。シーズンが始まる前にもう一度テストをしたいと思っている」
さらに、ロータス・ルノーGP(現ロータス)から放出されたビタリー・ペトロフがやはりロシアのスポンサーをバックにケーターハムのシートを狙っているともうわさされており、『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』も「トゥルーリのシートは安泰ではなさそうだ」と伝えている。
トゥルーリ自身は13日(月)にイタリアのウェブサイト『Stop and Go』に「今のところ大丈夫だ」と語っている。