2012年の11月に予定されているアメリカGPの開催地であるオースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズ。現在450名もの作業員が、サーキットを完成させるために懸命の作業にあたっている。
テキサス州でのアメリカGP復活プロジェクトは計画の初期段階でつまずきはしたものの、今日ではパドックの屋根や壁、メディカルビル、メディアセンター、そしてグランドスタンドが完成しつつあるようだ。
だが最近10日間の間で降った2インチ(約5cm)もの大量の雨が、再びサーキット工事の進展を遅らせた。「これからはきっと、これまで通りの乾燥し天気が戻って来るはずだ。それで後れを取り戻せることを願っている」と工事を請け負っている土木業者の広報担当は今後の巻き返しに期待を込めている。
その担当者は第1層目のアスファルトは4月ごろに敷かれると明かし、「それによって他の作業に取り掛かることができる。タイヤバリアやFIA(国際自動車連盟/F1の統括団体)が規定しているフェンスなどの設置とかね」と地元紙の『Austin American Statesman(オースティン・アメリカン・ステイツマン)』に語った。
その報道によると、サーキット工事は11月18日(決勝日)のグランプリ開催の2カ月前までの完成を目指して進められているとのことだ。