2012年新車で大きな注目を集めている「段差ノーズ」は、HRTの新車にも導入される。同チームのドライバーを務めるペドロ・デ・ラ・ロサが明かした。
デ・ラ・ロサは、スペインのバレンシアにあるチーム本拠地だけではなく、クルマの製造が行われているミュンヘンの技術部門にも足を運んでいる。
今季のF1では、クラッシュ時の安全性を考慮してノーズに関するルールが変更された。このルール変更に対応するため、多くのチームがノーズに段差を作っているが、ファンや関係者の間には「段差ノーズ」の見た目が良くないという意見もある。
「僕がちらっとみたところによると、一番優雅なクルマはマクラーレンだね」
「ほかのクルマのノーズにある段差は不細工だけれど、あれは規約に対応するために多くのチームが採用した技術的解決策なんだ」
「僕たちのクルマにも段差があるよ。(ほかのクルマに比べて)目立つ感じではないかもしれないけれどね」とデ・ラ・ロサは『Mundo Deportivo(ムンド・デポルティーボ)』に語っている。
しかしながら、HRTの2012年型車はいまだ完成しておらず、ヘレスで7日(火)に始まった冬季テストでデ・ラ・ロサは、白いカラーリングの2011年型車を走らせていた。
「僕は気にしていないよ。大事なのは1マイル1マイルを全力で走ること、(レースを離れている間の)サビを落として新しいチームになじむことだ」