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ロータス、2012年の目標は選手権4位

2012年02月06日(月)6:22 am

2012年型車E20を発表したロータスのチーム代表エリック・ブーリエが、新シーズンを前にした心境を語った。

Q:2012年をどのように展望していますか? また、何を成し遂げたいと考えていますか?

ブーリエ:もちろん、2011年がとてもあわただしく、みじめな成績で終わっただけに、2012年を迎えることを待ち望んでいた。われわれはサーキットでの野望を抱き続けており、1年前に始めた全面的な組織変更や進歩、変化といったものを継続したいと思っている。

ブーリエ:われわれには明確な目標がある。支援者から大きな期待がかけられているのだ。トップチームになりたいし、トップチームだとみなされるようにならなければいけない。2012年は、2013年からわれわれの野心的な計画を全面的に実行する準備の、最終的な調整を行う年になる。2012年に期待することは、選手権で4位を争える位置につくということだ。

Q:F1から2シーズン離れていた元チャンピオンを含めた、新しいドライバーラインアップを組んだということは、勇気ある決断でしょうか?

ブーリエ:われわれのドライバーラインアップは、会社とこのチームの野心を反映したものだと思う。キミ(ライコネン)が再びサーキットに戻ってくるということは、宣伝活動やメディアにおいても有利だし、われわれとしてもキミのようなトップを狙うことができる能力を持ったドライバーを必要としている。

ブーリエ:さらに、ロメ(グロジャン)がチームに加わったのは良いことだ。彼は過去18ヵ月にわたって、その価値、才能、速さを明確に示して見せたからね。彼は違いなく成熟したし、(F1への)準備が整っている。彼の存在はフランス市場にとっても良いことだ。トタルやルノーにとってね。彼がわれわれの一員であるのはいいことだ。彼には期待しているよ。

ブーリエ:それから、われわれは多くの試練に耐えてきたジェローム・ダンブロシオをサードドライバーに迎えた。彼は昨シーズンすべてのレースに出走し、クルマを思いのままに操ってよい仕事をして見せた。彼はフレッシュで、士気が高い。2人のレースドライバーの肩越しに、サーキットで彼らを補助するとともに、できる限り学びとろうとするだろう。彼の参加はわれわれのチームにとって大きいよ。

Q:2012年に向けてチームがあてにしているものはほかに何がありますか?

ブーリエ:去年稼働を開始した新しい60%スケールの風洞は、E20の開発に大きな貢献を果たしてくれた。今後もクルマの開発を進めるうえで、これを最大限に利用してゆくよ。また、4月からは「ドライバー・イン・ザ・ループ」タイプのシミュレーターを稼働させることになっているが、これはクルマの開発においてエンジニアを補助する上でもう一つの素晴らしい助けになる。この2つは、われわれの意図をさらにはっきり示すものだ。

Q:チーム全体として、2012年にはどのように臨んでゆきますか?

ブーリエ:2010年以降、われわれはとても長く、深いプロセスを実施してきた。1日や1ヵ月で再びチャンピオンの座に返り咲くことはできない。時間が必要だ。われわれはプロセスや構造について、徹底的な見直しを行った。2012年は、さっきも言ったように、勝てるチーム、野心を持ったチームを作るための最終ステップの年になるだろうし、これが2012年に向けた明確な目標であり、2014年以後も同様だ。

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