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スーティルの「憶病者」発言、ハミルトンの反応は謎のまま

2012年02月04日(土)8:02 am

旧友エイドリアン・スーティルに「憶病者」と非難されたルイス・ハミルトン(マクラーレン)がその件について語ろうとした際、マクラーレンがハミルトンを制止した。

デビュー翌年の2008年に当時史上最年少王者となったハミルトンにとって、F3時代のチームメートだったスーティルは、両者がF1にステップアップしてからもパドックで最も仲のいい友人だった。

しかし、スーティルの暴行容疑の裁判に目撃証人として出廷を求められながらも、裁判を欠席したハミルトンを、スーティルは「男じゃない」と非難していた。

2011年の中国GP終了後に上海で開かれたパーティーの席で、スーティルはロータス(旧ロータス・ルノーGP)のオーナー企業ジェニイ・キャピタルのCEOエリック・ルクスにケガを負わせたとされている。その場に居合わせたハミルトンは目撃者として出廷を求められたが、事件の詳細を覚えていないと声明を発表したハミルトンが法廷に姿を見せることはなかった。

割れたシャンパングラスでルクスを負傷させたスーティルは、ルクスと口論になり飲み物をかけようとした際に割れたグラスでケガをさせてしまっただけだと主張していたが、ハミルトンが欠席した裁判の結果、スーティルには18ヶ月の執行猶予つき有罪判決と20万ユーロ(約2,000万円)の罰金が言い渡された。

ハミルトンの証言があれば情勢が変わった可能性もあったため、判決後にスーティルは「あんなヤツとは友達になりたくないね」とハミルトンを非難している。

1日(水)に行われたマクラーレンの2012年新車発表会の後に、スーティルのこの発言についてあるリポーターがハミルトンの意見を求めた。

しかし、残念ながらマクラーレンのスポークスマンが割って入り、「有罪判決は上訴されると見られるため、ルイスは出席すべきではないとわれわれは言われております。それでは、次の質問をお願いします」と、ハミルトンに口を開くすきすら与えなかった。

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