NEXT...F1開催スケジュール

マクラーレン、PURE社との関係を否定

2012年02月01日(水)11:36 am

マクラーレンはこのほど、クレイグ・ポロックが新たに立ち上げたPURE社のエンジンを使うことになるのではないかとの報道を否定している。

ポロックは、かつてF1チームのBARを創設した人物であり、元F1チャンピオンのジャック・ビルヌーブのマネジャーを務めたことでも知られている。そのポロックは2011年、エンジン製造会社PUREを立ち上げ、2014年からF1が新たに導入を予定しているV型6気筒ターボエンジンの開発と製造に着手しており、最低でも2つのチームにエンジンを供給することを目標としている。

イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』は、PURE社とマクラーレンが連絡を取り合っていると報じた。

一時、メルセデスの出資を受け、実質的なメルセデスのワークスチーム的な存在であったマクラーレンだが、メルセデスがブラウンGPを買収して自らのワークスチームを有するに至り、現在ではマクラーレンとメルセデスとの間の資本関係はなくなっている。そして、今年まではメルセデスから無償でエンジンの提供を受けられることになっているものの、マクラーレンは2013年からエンジンを購入しなければならないと考えられている。

『Gazzetta(ガゼッタ)』は、エンジンに関する規則が変わるときが、マクラーレンにとってエンジンサプライヤーを変える理想的なタイミングになるだろうと書いている。

しかし、マクラーレンの広報担当者は『Reuters(ロイター通信)』に次のように語っている。

「マクラーレンは何か月にもわたってPURE社とは全く連絡をとっていない。さらに、われわれが何か月も前にPURE社と連絡をとったのは、全くの非公式なものであり、単なる表敬的なものだった」

昨年の11月終盤には、2014年からホンダがエンジンサプライヤーとしてF1復帰を検討しているといううわさが流れ、これとマクラーレンを関連づけるような報道が出た。そのときにはマクラーレンのマネジングディレクターであるジョナサン・ニールが次のようにコメントしていた。

「われわれはメルセデスベンツとの間に良好なパートナーシップを有しているし、それに満足している」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック