ドイツのメディアが、マルシャ(旧ヴァージン)の2012年型車は「革新的なものではない」と伝えた。
マルシャは、来月7日(火)から行われる今年初のシーズン前公式テストには新車を持ち込まないとされており、その姿が明らかとなるのは2月21日(火)からバルセロナで実施される2回目のテストになるとされている。
2010年の初参戦以来、低迷が続くマルシャは、かつてルノーに在籍した敏腕エンジニア、パット・シモンズに新車の開発を指揮させた。そのため、マルシャの新車はこれまでとは大きく異なるものになるとの憶測が出ていた。
『Speed Week(スピード・ウィーク)』で記者のペーター・ヘッセラーは、マルシャの2012年のクルマには「以前のヴァージンのクルマと共通する部分は少しだけだ」というシモンズのコメントを引用している。
しかし、伝えられるところによれば、2年連続でチームランキングの最下位になった現状をかんがみれば、革新的なものとするより以前に「高い品質」を持つクルマを造るべきだとシモンズは考えているという。つまり、マルシャの2012年シーズンの目標は、中団グループで戦えるようにするということのようだ。