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フェラーリの2012年F1マシン予想図=伊誌が掲載

2012年01月24日(火)19:33 pm

イタリアの『Autosprint(オートスプリント)』誌が24日(火)、フェラーリの2012年型F1マシンの詳細情報を掲載。予想図のイラストも掲載されている。

『Autosprint(オートスプリント)』誌が掲載したイラストは、テクニカルイラストレーターのジョルジオ・ピオラが描いたもの。そこには、昨年のマクラーレンからヒントを得たと伝えられるサイドポッドなども描かれている。

その記事によれば、F12もしくはF2012と名付けられることになるであろうフェラーリの新車には、チーム代表ステファノ・ドメニカリの指示によって採用されたという特徴的なパーツを数多く搭載。それによって、かなり特異な形状のクルマになっているという。

『Autosprint(オートスプリント)』のウェブサイトである『auto.it』には次のようなコメントが掲載されている。

「その(クルマの)形状を見て格好悪いと言う人もいた。それは多分ノーズ部分にあるコブのせいだろう。しかし最終段階ではもっとなだらかになるはずだ」

『Autosprint(オートスプリント)』によれば、フェラーリは衝撃吸収構造に関する安全基準をうまく利用し、サイドポッドによってウイング(翼)のような空力効果を生む仕掛けを導入しているという。

また、もうひとつフェラーリにとって全く新しい特徴となるのは、フェラーリがこれまで10年以上にわたって掲げてきた主義をかなぐり捨てて導入したプルロッド・サスペンションと、エンジンカバー後部に設けられた穴だ。これらはいずれもエイドリアン・ニューイ(レッドブルの最高技術責任者)によって設計され、2011年にタイトルを獲得したレッドブルのクルマに似たものだという。

さらに、排気口が新しく規則で想定されたよりも高い位置に設けられているようだ。今年から、空力的に利用しないよう、排気口の位置などが今年から厳しく制限されるが、フェラーリはこの規則の抜け穴を見つけた可能性がある。排気口の位置を高くすることによって、クルマからの排気がリアウイングの主翼部分に向けて放出されるようになっているものと考えられている。

しかし、この部分については、恐らくは機密保持のために、2月3日(金)に予定されている新車発表では隠された状態になるとみられる。

一方、『La Gazzetta dello Sport(ラ・ガゼッタ・デロ・スポルト)』も、フェラーリの2012年型のクルマには、「長く、低く、薄い」形のラジエターとサイドポッドが設けられ、ドライバーの着座位置も低くなっていると伝えた。

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