ヨーロッパGPの舞台となっているバレンシアの地方自治体首相が、F1最高責任者のバーニー・エクレストンに対し、F1開催権料の値下げを要望していることを明らかにした。
今週、バレンシア自治政府の首相であるアルベルト・ファブラが17日(火)にロンドンでエクレストンとの会談に臨んだことが報じられていた。
『EFE』通信社は、ファブラ首相は、スペインが経済恐慌に見舞われていることもあり、すでに契約が締結されているレース開催権料について値下げを要望している、と伝えている。
また、日刊スポーツ紙の『Marca(マルカ)』を含むスペインのメディアはファブラ首相の次のようなコメントを紹介している。
「われわれとしてはヨーロッパGPを継続してゆきたいと願っている。しかし、それは違う条件のもとでだ」
そのファブラ首相は、17日(火)にマドリードで行われた記者会見の席上で、エクレストンとの会談の目的は“適正な収支とするためにもっと低コストで”レースを開催するためだと明言している。