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ルーベンス・バリチェロは今後苦労すると元ライバル

2012年01月20日(金)16:11 pm

ウィリアムズ在籍時代の1996年にF1チャンピオンとなったデーモン・ヒルは、ウィリアムズのシートを失ったルーベンス・バリチェロがF1引退後の人生で苦労をするだろうと語っている。

ヒルは1992年にブラバムからF1デビューを果たしているが、99年に引退するまでの間、そのキャリアのほとんどをバリチェロのライバルとして戦ってきた。そのバリチェロは1993年に弱冠20歳でジョーダンからF1にデビュー以来、昨年まで19年にわたってF1ドライバーを務め、最多レース出走記録を更新し続けてきていた。

しかし、すでに39歳となったバリチェロは昨年限りでシートを失ってしまい、ついに最多出走記録が止まることが濃厚になった。ヒルは、そんなバリチェロがレースのない生活に馴染(なじ)むのに苦労するだろう、と『The Sun(サン)』で次のように述べている。

「ドライバーにとって、あきらめるということは本当に難しいものなんだ。残念なことに、ドライバーには次に行く場所がどこにもないからね。F1と同じものなんて何もないんだ」

現時点で唯一ドライバーが確定していないのはHRTのシート1つだけ。しかし、HRTは多額のスポンサーマネーを持ち込むことができるドライバーと契約するものと考えられている。

今週、ウィリアムズがブルーノ・セナと契約したというニュースが伝えられたとき、バリチェロは自身のツイッターに、自分の将来は「広く開かれている」と書き込んでいた。バリチェロは後にこれについて次のように補足している。

「僕が開かれていると言ったのは、自分がまだとても速く走ることができるからだよ。古くからの友人が言ったように、レースをすることは僕の血なんだ」

しかし、友人である同郷のドライバー、トニー・カナーンのいるインディカー・シリーズへ転向することについては妻によって反対されたという。

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