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ウィリアムズとブルーノ・セナ、単年契約か

2012年01月19日(木)14:06 pm

ウィリアムズ加入が決まったブルーノ・セナ。その契約期間は1年であるとセナの母国ブラジルの『O Estado de S.Paulo(オ・エスタド・ジ・サンパウロ)』が報じている。

HRTからF1デビューを果たし、昨年は中盤からロータス・ルノーGP(現ロータス)の正ドライバーとしてレースに参戦していたセナ。ウィリアムズ加入について、「今年は僕のF1人生の将来がかかった重要な1年になる」と『O Estado de S.Paulo(オ・エスタド・ジ・サンパウロ)』へ語った。

伝説的なF1ドライバーである故アイルトン・セナのおいにあたり、偉大な“セナ”の名を持つことは、ブルーノにとってはもろ刃の剣でもある。多くのスポンサーから関心を集めやすい反面、スポンサー資金によってシートを獲得するペイドライバーという烙印(らくいん)を押されているのも事実だ。

『O Estado de S.Paulo(オ・エスタド・ジ・サンパウロ)』紙の情報によると、セナが個人スポンサーから調達した資金は1,400万ユーロ(約13億7,200万円)に達するとのことだ。この金額に加え、ウィリアムズには昨年からチームに加入したパストール・マルドナードが母国ベネズエラで集めた資金もある。

しかしセナは、シミュレーターやサーキットでのさまざまな査定の成果をチームに認められたことでシートを獲得したと語り、スポンサー資金が決め手ではないと強調している。

「まるで学校にいるみたいだったよ。技術的な内容のテストをやったり、シミュレーターで作業をしたり、体力面の測定をしたり、実際にコース上で行ういろいろなことを(レーシング・インストラクターの)ロブ・ウィルソンと一緒にやったりした。チーム側は僕の能力を推し量るためにチーム内部と外部、両方の人間からの分析を必要としていたんだ」とセナは語った。

最終的にウィリアムズは、これまでシート争いに加わっていた経験豊富なエイドリアン・スーティルとルーベンス・バリチェロを2012年のドライバーとして指名しなかった。

比較的F1での経験が浅い2人がウィリアムズのドライバーとなることに関して問われたセナは、「チームは今回の件に関してあらゆる評価を行い、リスクを取ることにしたんだ」とコメントし、こう続けた。

「チームはたくさんの経験を持っている。そして僕たちもクルマの開発を進められると信用してくれている。すごいプレッシャーになるだろうね」

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